■技術的にも難しく、手の出しづらいアコースティック・ブルース。そこで注目してもらいたいのが本書です。本書は比較的簡単な内容からスタートしていますが、紹介しているアプローチは、ロバート・ジョンソン、ライトニン・ホプキンス、ミシシッピ・ジョン・ハートなど、偉大なブルースマンが実際に用いていたものばかり! 奏法的な制限が多いアコースティック・ブルースだからこそ、お手軽なアプローチも発展していったのです(ココ、凄く重要! )。また、前半はCD音源対応、後半はDVD対応と、楽譜&音源&映像と三拍子揃って学ぶことができるのも特徴。
■ステファン・グロスマンとのデュエット盤を含む多数のCDをリリース、国内及びアジア圏で教則本を多数出版、全国各地でのライヴ開催、海外ギタリストとの共演、ロバート・ジョンソン生誕100周年記念フェスティバルへの出演など、国内外で活躍し続けている打田十紀夫。そんな彼にしか書けない“本物志向だけど、お手軽なネタ"が満載となっています。入門者がトライしやすく、中上級は「その手があった! 」という目からウロコの情報が目白押し! エレキ、アコギ、入門〜上級者を問わず、本物志向の全ギタリストが満足できる内容に仕上がっています。
【CONTENTS】
■CD 対応コーナー
◎Part 1 弾き語りでも役立つバッキングのアイディア
1 ストロークで手っ取り早くブギウギ・バッキング:Gキーの場合
2 ストロークで手っ取り早くブギウギ・バッキング:Cキーの場合
3 コード・フォーム内で弾くお手軽ウォーキング・ベース
4 ブラッシング・アップを加えてライトニン・ホプキンス風にプレイ!
5 ブギにハーモニーを加えてオシャレに弾いてみよう
6 お馴染みのペンタトニックで2小節ごとにお手軽フィルイン
7 不協和音と右手のハード・テクがデルタ・フィーリングを生む!
8 オープン・チューニングならより簡単にデルタ風!
◎Part 2 メロディを加えて本格ブルース奏法に挑戦
9 楽勝パターンで弾くモノトニック・ベース奏法
10 お手軽パターンで弾くラグ風オルタネイティング・ベース奏法
11 余っている指を加えるだけでメロディっぽくなるアイディア
12 左手を完全に指板から離し,運指中に“つかの間の休息"を取る方法
13 1フレットずらしで弾く極楽フレージング
14 たまにしかベースを弾かない極楽フィンガーピッキング
15 ベース音が押さえづらい時は必殺“音程なしミュート"を活用!
16 コードから外れたベース・ラインを堂々と弾くワザ=フェイク・ベース
17 同じフォームで指板を大移動するお手軽ソロ
18 Eキーなら6thと7thだけで立派なブルース・ソロ
19 各コードを同じアイディアで弾き倒す,Aキーのブギ風ソロ
20 コード・チェンジなし! ワン・コードでも立派なブルース:Gキー編
21 コード・チェンジなし! ワン・コードでも立派なブルース:Eキー編
22 覚えてソンなし! “ロングA"フォームのマジック
23 ベースのシンコペーションでリズム変化とドライブ感をカンタン演出!
24 オープン・チューニングならオクターブ奏法のソロも楽勝!
◎Part3 ディープに奏でるスライド奏法のアイディア
25 ストロークで弾く簡単スライド・ソロ:オープンG編
26 ストロークで弾く簡単スライド・ソロ:オープンD編
27 全弦カバー・ポジション周辺の音を使っての楽勝フレージング
28 オープンDの特性“1&2弦=4&5弦"を利用して手軽にオクターブ・チェンジ!
29 一切コード・チェンジなしで弾く極楽スライド・ソロ
30 複数のアイディアを駆使してフレキシブルなスライド・ソロを弾こう
31 難度の高いラグを“裏技的ノウハウ"で弾き切る!
32 Eキーならレギュラー・チューニングでもオープン感覚で手軽にスライド!
■DVD対応コーナー 特別付録 DVDで学ぶ21の手法
【バッキング編】
Ex-1 ストロークで手っ取り早くブギウギ・バッキング 1
Ex-2 開放弦をはさむだけでペダルポイント効果のブギ
Ex-3 ブギにハーモニーを加えてオシャレに弾いてみよう
Ex-4 不協和音とラフ弾きでデルタ・フィーリング
Ex-5 オープン・チューニングならより簡単にデルタ風
Ex-6 2小節ごとのお手軽フィルインで演出
【ソロ・スタイル編】
Ex-7 パターンで乗り切れば楽勝,モノトニック・ベース・ソロ
Ex-8 お手軽パターン・ピッキングはラグでも重宝
Ex-9 6th,7thだけでも立派なブルース・ソロ
Ex-10 開放ベースを有効活用,たまにしかベースを弾かないブルース・ソロ
Ex-11 同じ形で移動させる楽ちんブルース・ソロ
Ex-12 必殺“音程なしミュート"でごまかしながら本格的サウンド
Ex-13 はずれている開放弦ベースを堂々と使っちゃうソロ
Ex-14 難敵スタンブリング・ベースをちょっとズルして弾く
Ex-15 ベースのシンコペーションでグルーヴ感を演出
Ex-16 オープン・チューニングでオクターブ・サウンドを有効活用
【スライド奏法編】
Ex-17 ストロークでお手軽にスライド・ソロ
Ex-18 フリーテンポで適当に“らしく"弾く
Ex-19 フレキシブルなアプローチがスライド奏法の制約を和らげる
Ex-20 少しチューニングをいじれば南国風
Ex-21 レギュラー・チューニングでもそれなりに弾けるスライド・ソロ