<教則DVD>
■オープンGチューニングの魅力溢れるアレンジを紹介するサンディ・シャークによる教則DVD。ヘンリー・ウォーラルが19世紀にオープンGで作曲したスパニッシュ・ファンダンゴのシートミュージックが世に出て、パーラー・ギターで楽しまれるようになってから、オープンGは広くポピュラーになりました。カントリー、ブルース、フォーク、ロック、スラッキーなど、全てのジャンルのギタリストが、このチューニングの影響を受けたと言っていいでしょう。ギターがDGDGBDとチューニンされているので、開放で全弦を鳴らしただけでも、豊かで艶のある音が得られます。チューニングを変えた低音弦が、GやDのキーで弾く際に可能性を高めてくれます。独特なコード・ヴォイシングを採用することで、オープンGを用いたギアー・アレンジに深みを与えることができます。
■オープンGは、18世紀の偉大な盲目のアイリッシュ・ハープ奏者、ターロック・オキャロランの曲を演奏するのに適したチューニングです。ここでは彼の「Blind Mary」を取り上げます。19世紀の名曲からは、フォスターの「金髪のジェニー(Jeanie with the Light Brown Hair)」とセバスティアン・イラディエルの「ラ・パロマ(La Paloma)」の2曲。「ラ・パロマ」のタンゴ調にはオープンGがピッタリです。フィドル・チューンからは「The Girl I Left Behind Me」と「Off to California」。さらにロジャーズ&ハートの「My Romance」。これはジャズのカノン進行ですが、オープンGでのアレンジはこれが初めてかも知れません。最後はポール・サイモンの「時の流れに(Still Crazy After all These Years)」。このチューニングによりこの素晴らしい曲のゴスペルの要素を上手く表現することが出来ました。全曲ともフレーズごとの丁寧な解説に加え、両手が分かりやすい分割画面ではスローテンポでの演奏で学べます。全曲タブ譜のPDFデータがディスクに収納。タブ譜(pdfデータ)付き。121分。
【レッスン曲】
Blind Mary, Jeanie with the Light Brown Hair, La Paloma, The Girl I Left Behind Me, Off to California, My Romance, Still Crazy After All These Years